Windows で Claude Code を使う:ネイティブ版と WSL の違い、インストール手順とつまずきポイント

Claude Code 公開: 更新:

Windows 環境で Claude Code を動かす 2 つの方法(ネイティブ版と WSL)を比較し、それぞれのインストール手順、Git for Windows の要件、PowerShell と VS Code での使い方、日本語入力やパスに関するつまずきポイントを解説します。

検証日 2026年10月17日 仕様変更が早い分野です。最新の公式ドキュメントも併せてご確認ください。 記事の作り方と検証手順
目次
  1. ネイティブ版と WSL 版の比較
  2. ネイティブ版のインストール
    1. 1. Git for Windows を入れる(任意)
    2. 2. Claude Code を入れる
    3. 3. 起動して確認する
  3. WSL 版のインストール
  4. VS Code 拡張との組み合わせ
  5. つまずきポイント
    1. hooks やスクリプトは bash 前提で書く
    2. パスの書き方
    3. 日本語入力
    4. 文字化け
    5. 改行コード
  6. まとめ

Claude Code は当初 macOS と Linux が主な対象で、Windows では WSL(Windows Subsystem for Linux)経由の利用が案内されていました。現在は Windows ネイティブ版が提供され、PowerShell からそのまま使えます。ネイティブと WSL のどちらを選ぶかは、サンドボックスを使うかどうかで決まります。

この記事では、ネイティブ版と WSL 版の比較、それぞれの手順、実際につまずきやすい点をまとめます。

KEY POINT

この記事で分かること

  • ネイティブ版と WSL 版の違いと選び方
  • それぞれのインストール手順と VS Code 拡張との組み合わせ
  • パス、日本語入力、hooks に関するつまずきポイント

ネイティブ版と WSL 版の比較

項目ネイティブ版WSL 2
実行環境Windows 上で直接動作WSL 内の Linux(Ubuntu など)
前提なし(Git for Windows は任意)WSL 2 が有効であること
サンドボックス非対応対応
シェルツールGit for Windows があれば Git Bash、なければ PowerShell ツールbash / zsh
プロジェクトの場所Windows のドライブ(C:\...)WSL 内のファイルシステム(/home/...)が推奨
Docker などの Linux ツール別途 Windows 版が必要Linux 版がそのまま動く
向いている人Windows で完結する開発(.NET、Node など)Linux 向けのビルド環境を使う開発

WSL からWindows 側のファイルを触ると遅い

WSL 版で /mnt/c/... にあるプロジェクトを扱うと、ファイル I/O が大幅に遅くなります。WSL 版を選ぶなら、プロジェクトは WSL 内(~/projects/ など)に置いてください。

ネイティブ版のインストール

1. Git for Windows を入れる(任意)

公式ドキュメントは Git for Windows を任意としています。入れると Git Bash が Bash ツールとして使われ、入れない場合は PowerShell ツールでシェルコマンドが実行されます。Bash 前提の hooks やスクリプトを使うなら入れておくほうが無難です。Git for Windows の既定設定で問題ありません。

なお Git for Windows を入れた場合、PowerShell ツールも Bash と並んで使えます。claude.ai と Console のアカウントでは既定で有効、Amazon Bedrock・Google Cloud の Agent Platform・Microsoft Foundry のセッションでは CLAUDE_CODE_USE_POWERSHELL_TOOL=1 で有効になります。0 にすると無効になります。

2. Claude Code を入れる

PowerShell を開き、次を実行します。

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

WinGet でも入ります。ただし WinGet で入れた場合は自動更新されないため、winget upgrade Anthropic.ClaudeCode を定期的に実行します。

winget install Anthropic.ClaudeCode

npm を使う場合は次でも入ります(Node.js 22 以上が必要)。

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

3. 起動して確認する

cd C:\path\to\project
claude

初回起動でログインが求められます。claude doctor を実行すると、インストール状態と Git Bash の検出状況を診断できます。

Git Bash が見つからないというエラーが出る場合は、環境変数で場所を明示します。

$env:CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH = "C:\Program Files\Git\bin\bash.exe"

恒久的に設定するには、システムの環境変数に同じ名前で登録します。

WSL 版のインストール

サンドボックスでコマンドを実行したい場合は WSL 2 が必要です。WSL 1 はネイティブ Windows と同じくサンドボックス非対応です。

  1. PowerShell(管理者)で wsl --install を実行し、再起動します。既定で Ubuntu が入ります。
  2. Ubuntu のターミナルを開き、Node.js を入れます(nvm 経由が無難です)。
  3. Linux と同じ手順でインストールします。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

VS Code から使う場合は「WSL」拡張機能を入れ、WSL 内のフォルダを開いてから Claude Code 拡張を使います。

VS Code 拡張との組み合わせ

Claude Code の VS Code 拡張は、ネイティブ版・WSL 版のどちらでも使えます。

  • ネイティブ版: 通常どおり Windows の VS Code で拡張を入れるだけ
  • WSL 版: WSL 拡張でリモート接続したウィンドウ内で、Claude Code 拡張を「WSL にインストール」する

拡張の基本的な使い方は VS Code 拡張のインストールと初期設定 を参照してください。

つまずきポイント

hooks やスクリプトは bash 前提で書く

Git for Windows を入れている場合、Bash ツールは Git Bash を使います。PowerShell のコマンドレットを直接書くのではなく、明示的に呼び出すほうが確実です。

{
  "hooks": {
    "PostToolUse": [
      {
        "matcher": "Edit|Write",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "powershell -NoProfile -File .claude/hooks/format.ps1"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

hooks の基本は hooks で lint と format を自動実行する を参照してください。

パスの書き方

permissions のパターンや CLAUDE.md では、スラッシュ区切り(src/**)で書けば Windows でも動作します。バックスラッシュは JSON 内でエスケープが必要になるため避けてください。

日本語入力

PowerShell やコマンドプロンプトでは、IME の変換確定の Enter がそのまま送信として扱われることがあります。Windows Terminal を使うと改善する場合が多いです。VS Code 拡張のサイドパネルでは問題が起きにくいので、日本語で長い指示を書くなら拡張の利用を勧めます。

文字化け

コマンド出力が文字化けする場合は、PowerShell の出力エンコーディングを UTF-8 にします。

[Console]::OutputEncoding = [System.Text.Encoding]::UTF8

改行コード

Windows のエディタで作った CLAUDE.md や hooks スクリプトが CRLF だと、Git Bash で \r が混入してスクリプトが失敗することがあります。.gitattributes で *.sh text eol=lf を指定し、スクリプトは LF で保存してください。

まとめ

  • ネイティブ版は PowerShell から irm https://claude.ai/install.ps1 | iex で入る。Git for Windows は任意で、入れなければ PowerShell ツールが使われる
  • サンドボックスを使うなら WSL 2。ネイティブ Windows と WSL 1 は非対応。プロジェクトは WSL 内に置く
  • hooks やスクリプトは Git Bash 上で動く前提で書き、改行コードは LF にする
  • 日本語入力や文字化けは Windows Terminal と UTF-8 設定、または VS Code 拡張で回避する

よくある質問

Windows で Claude Code を使うのに WSL は必須ですか?
必須ではありません。現在は Windows ネイティブ版があり、PowerShell やコマンドプロンプトから直接使えます。ただし Git for Windows(Git Bash)のインストールが必要です。
ネイティブ版と WSL 版のどちらを選ぶべきですか?
プロジェクトを Windows 側で開発しているならネイティブ版、Linux 向けのツールチェーンや Docker を多用するなら WSL 版が扱いやすいです。
ファイルパスの区切り文字で問題は出ますか?
ネイティブ版では Claude が Windows のパス形式を扱えます。ただし hooks やスクリプトを自作する場合は、Git Bash 上で動く前提で書く必要があります。

参考にした一次情報

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