Codex の reasoning effort(推論の深さ)を変える方法:model_reasoning_effort の値と一時的な切り替え

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Codex CLI の推論の深さを決める model_reasoning_effort の 5 つの値(minimal / low / medium / high / xhigh)と、config.toml・-c フラグ・/model・プロファイルでの切り替え方、プランモード用の別キーを解説します。

検証日 2026年9月13日 仕様変更が早い分野です。最新の公式ドキュメントも併せてご確認ください。
目次
  1. 5 つの値
  2. 恒久的に変える:config.toml
  3. 1 回だけ変える:-c フラグ
  4. 対話中に変える:/model
  5. 用途ごとに切り替える:プロファイル
  6. 場面別のキー
  7. まとめ

Codex の応答が遅い、あるいは逆に簡単な修正なのに考えすぎている。そう感じたときに調整するのが reasoning effort(推論の深さ) です。Claude Code の拡張思考に相当する設定で、Codex では model_reasoning_effort というキーで制御します。

結論として、恒久的に変えるなら ~/.codex/config.tomlmodel_reasoning_effort = "high" のように書き、1 回の実行だけなら -c フラグ、対話中なら /model コマンドで切り替えます。値は minimal / low / medium / high / xhigh の 5 段階です。

KEY POINT

この記事で分かること

  • model_reasoning_effort の 5 つの値と、それぞれの使いどころ
  • 恒久設定・1 回だけ・対話中・プロファイル、の 4 つの切り替え方
  • プランモードやサブエージェントにだけ別の深さを設定するキー

5 つの値

公式の設定リファレンスでは、model_reasoning_effort は文字列で minimal | low | medium | high | xhigh と定義されています。既定値はリファレンスに明記されておらず、モデルによって変わる可能性があるため、ここでは書きません。

向いている作業
minimal一言の質問、書式の修正など、考える余地がほぼない作業
low小さなバグ修正、単純なリファクタリング
medium通常の機能追加や調査
high複数ファイルにまたがる設計変更、原因が分からないバグの調査
xhigh難しいアルゴリズムや、失敗が許されない大きな変更のレビュー

深くするほど応答は遅くなり、トークン消費も増えます。日常作業は medium 前後にしておき、難しい作業のときだけ上げる運用が扱いやすいです。

用語解説

reasoning effort: モデルが答えを出す前にどれだけ内部で推論するかの目安です。表示される「推論の要約」の量とは別の設定で、表示だけを消す方法は hide_agent_reasoning の設定 で扱っています。

恒久的に変える:config.toml

~/.codex/config.toml に 1 行書きます。

model = "gpt-5.5"
model_reasoning_effort = "high"

信頼済みプロジェクトなら、リポジトリ内の .codex/config.toml に書いてそのプロジェクトだけ変えることもできます。プロジェクト設定はユーザー設定より優先されます。

1 回だけ変える:-c フラグ

設定ファイルを触らずに、その実行だけ深さを変えるには -c(--config)を使います。値は TOML として解釈される ため、文字列は二重引用符で囲み、シェルに消されないよう全体を一重引用符で包みます。

codex -c model_reasoning_effort='"high"' "このテストが落ちる原因を調べて直して"

codex exec でスクリプトから使うときも同じ書き方です。引用符を付け忘れると、公式ドキュメントによれば TOML として解釈できない値は文字列として扱われるので多くの場合は動きますが、意図を明確にするために引用符を付けるのが安全です。

対話中に変える:/model

セッションの途中で切り替えるには、/model コマンドを実行します。公式のコマンド一覧では「アクティブなモデル(と、利用可能なら reasoning effort)を選ぶ」コマンドと説明されています。難しい調査に入る前に上げ、終わったら戻す、という使い方ができます。

用途ごとに切り替える:プロファイル

「レビューのときは深く、日常は浅く」を毎回指定するのは面倒なので、プロファイルにまとめます。プロファイルは $CODEX_HOME(既定 ~/.codex)に <名前>.config.toml として置き、--profile <名前> で選びます。

# ~/.codex/deep-review.config.toml
model_reasoning_effort = "xhigh"
approval_policy = "on-request"
codex --profile deep-review

プロファイルには差分だけを書き、共通の設定はベースの config.toml に置きます。プロファイルの仕組み全体は親記事の config.toml でモデル・推論の深さ・プロファイルを切り替える を参照してください。

場面別のキー

設定リファレンスには、特定の場面にだけ効く別のキーがあります。

キー効く場面
plan_mode_reasoning_effortプランモードのときだけ上書きする
agents.default_subagent_reasoning_effort起動したサブエージェントの既定の深さ

「計画は深く考えてほしいが、実装は普通でよい」なら plan_mode_reasoning_effort = "high" だけを足すと、通常の model_reasoning_effort を上げずに済みます。

効かないときはモデルを疑う

指定した値がモデルの対応範囲外だと、期待どおりに変わらないことがあります。/model で表示される選択肢に reasoning effort が出ない場合、そのモデルでは effort を選べません。設定を変えても速度や品質が変わらないときは、まずモデル側の対応を確認してください。

まとめ

  • 推論の深さは model_reasoning_effort。値は minimal / low / medium / high / xhigh
  • 恒久設定は ~/.codex/config.toml、1 回だけは -c model_reasoning_effort='"high"'、対話中は /model
  • 用途別に固定するなら <名前>.config.toml のプロファイルを作って --profile で選ぶ
  • プランモードには plan_mode_reasoning_effort、サブエージェントには agents.default_subagent_reasoning_effort
  • 深くするほど遅く高くなる。日常は中程度、難しい作業だけ上げる

よくある質問

Codex の effort はどうやって変えますか?
恒久的には ~/.codex/config.toml の model_reasoning_effort、1 回だけなら codex -c model_reasoning_effort='"high"'、対話中なら /model コマンドで切り替えられます。
model_reasoning_effort に指定できる値は?
minimal / low / medium / high / xhigh の 5 つです。
プランモードやサブエージェントだけ深さを変えられますか?
はい。plan_mode_reasoning_effort と agents.default_subagent_reasoning_effort という別のキーがあります。

参考にした一次情報

この記事は公式ドキュメントを基に AI が下書きを作成し、運営者が内容を確認して公開しています。誤りを見つけた場合は お問い合わせからお知らせください。