Codex CLI v0.160 の変更点と自動レビュー(Guardian)の設定

Codex 公開:

Codex CLI v0.160.0 の新機能 4 件を整理し、オプトインで拡張された自動レビュー(Guardian)を auto_review.policy と管理設定の guardian_policy_config でどう設定するかを、公式の設定リファレンスに沿って解説します。

検証日 2026年10月5日 仕様変更が早い分野です。最新の公式ドキュメントも併せてご確認ください。
目次
  1. 新機能は 4 件
  2. 自動レビュー(Guardian)の設定
  3. プロジェクト外でセッションを始める
  4. Windows とそのほかの修正
  5. まとめ

Codex CLI の v0.160.0 は、バグ修正が多くを占めるなかで 自動レビュー(Guardian)がオプトインで拡張された リリースです。

結論として、設定として触れる価値があるのは Guardian の方針です。config.toml の auto_review.policy にレビュー方針を Markdown で書き、組織で統一するなら管理設定の guardian_policy_config を使います。

この記事はリリースノートを一次情報とし、設定キーは公式の設定リファレンスで裏を取った範囲だけを書きます。確認できなかったものはその旨を明記します。

KEY POINT

この記事で分かること

  • v0.160.0 の新機能 4 件
  • auto_review.policy と管理設定 guardian_policy_config の関係
  • 設定リファレンスでまだ確認できないもの

新機能は 4 件

リリースノートの New Features は次のとおりです。

変更内容
エージェントコマンドセンターキーボードで操作できる「Show more」で、過去のタスクをたどれる(#49106)
X11 での選択とコピーLinux の対応ターミナルで、全画面モードのトランスクリプトを選択し中クリックで貼り付けられる(#49112)
プロジェクト外のセッションポリシーが許せばワークスペースの既定で開始でき、再開時に保存された権限を復元する(#49160)
Guardian レビューオプトインで、以前のユーザー指示の取得と、エージェント引き継ぎの文脈の取り込みに対応(#49036、#49057)

このうち設定で制御できるのは Guardian です。残りの 3 つは、対応する設定キーが設定リファレンスに見当たりませんでした。

自動レビュー(Guardian)の設定

設定リファレンスには、自動レビューの方針を決めるキーが 2 つあります。

キー型説明(リファレンスの記載)
auto_review.policy文字列自動レビュー用のローカルな Markdown の方針。管理設定の guardian_policy_config が優先される。空の値は無視される
auto_review.extra_policy文字列自動レビュー用の追加のローカル方針。主たる方針とあわせて使われる。管理設定の guardian_extra_policy が優先される。空の値は無視される

方針は Markdown の文章で書きます。設定キーの羅列ではなく、レビュアーに渡す指示書だと考えてください。

auto_review.policy = """
## レビュー方針

- 公開 API を変更する差分では、後方互換性の有無を必ず述べる
- テストのない振る舞いの変更は指摘する
- 生成物(dist/、*.lock)の差分には触れない
"""

auto_review.extra_policy = """
- このリポジトリでは例外を握りつぶさない。握りつぶしは必ず指摘する
"""

用語解説

ローカル設定と管理設定: auto_review.* は自分の config.toml に書くローカルな設定です。guardian_policy_config と guardian_extra_policy は管理設定側のキーで、リファレンスには「管理側が優先される」と書かれています。組織で方針を統一したい場合は管理設定に置くと、各自のローカル設定で上書きされません。

空文字列は無視されるため、「空にして方針を無効化する」という使い方はできません。方針を外したいときはキーごと消します。

config.toml 全体の構造とプロファイルの切り替えは config.toml でモデル・推論の深さ・プロファイルを切り替える にまとめています。

プロジェクト外でセッションを始める

リリースノートには「ポリシーが許せばワークスペースの既定でセッションを開始でき、再開時には保存された権限を復元する」とあります。リポジトリの外で Codex を起動したときの挙動が変わる変更です。

関連して、設定リファレンスには名前付きプロファイルごとのワークスペースルートを定義するキーがあります。

キー型説明(リファレンスの記載)
permissions.<名前>.workspace_rootsテーブルそのプロファイルが定義するワークスペースルート。セッション実行時のワークスペースルートとあわせて :workspace_roots のファイルシステムルールを受け取る
permissions.<名前>.workspace_roots.<パス>真偽値true でそのパスをプロファイルのワークスペースルートに含める。false のエントリは無効のまま
permissions.<名前>.description文字列そのプロファイルの説明。extends で親の説明は継承されない

「ワークスペースの既定」のキーは確認できなかった

リリースノートがいう「workspace defaults」が、上の permissions.<名前>.workspace_roots を指すのか、別の仕組みなのかは 2026 年 10 月 5 日時点の設定リファレンスでは確認できませんでした。プロジェクト外のセッションで書き込み先を明示したい場合は、確認できている workspace_roots 系のキーから試してください。書き込み範囲の考え方は Codex の writable_roots で書き込み先を広げる を参照してください。

Windows とそのほかの修正

Bug Fixes は実行環境に関するものが中心で、先週の v0.158 から続く Windows の修正が目立ちます。

  • Windows のサンドボックスの PowerShell フォールバックと長いパスの権限修復、バックグラウンドヘルパーが出す不要なコンソールウィンドウの抑制(#49019、#49058、#49098、#49164、#49386)
  • 再接続後、未送信のキュー済みメッセージが、不確かな送信の解決後に重複なく再開される(#49105)
  • TUI がサーバーのプロバイダ、推論サマリー、冗長度の設定を保持し、resume と fork の履歴に正しいセッションを表示する(#49144、#49161、#49171)
  • 起動中の環境をサブエージェントが保持し、設定または準備の失敗を受け取る(#49075)
  • 接続設定とログ記録での SQLite の停止を防ぎ、初期化エラーをタイムアウトとして隠さず表に出す(#49032、#49102)
  • 明示したプロバイダのモデルカタログに、非対応のバンドルモデルが混ざったり、更新失敗後に古いエントリが再利用されたりしなくなった(#49135)

承認とサンドボックスの組み合わせは Codex の承認モードとサンドボックスを使い分ける、v0.158 からの流れは Codex CLI v0.158 の変更点 にまとめています。

まとめ

  • v0.160.0 の新機能は 4 件。設定で制御できるのは自動レビュー(Guardian)だけ
  • 方針は auto_review.policy に Markdown で書き、補足は auto_review.extra_policy
  • 管理設定の guardian_policy_config と guardian_extra_policy がローカル設定より優先される
  • 空文字列は無視されるため、方針を外すときはキーごと消す
  • 「ワークスペースの既定」と TUI のコピー設定のキーは、2026 年 10 月 5 日時点の設定リファレンスでは確認できなかった

よくある質問

v0.160 の目玉は何ですか?
オプトインの Guardian レビューの拡張です。以前のユーザー指示の取得と、エージェント引き継ぎの文脈の取り込みに対応しました。
自動レビューの方針はどこに書きますか?
config.toml の auto_review.policy に Markdown で書きます。補足は auto_review.extra_policy です。どちらも管理設定の guardian_policy_config と guardian_extra_policy が優先されます。
プロジェクト外でも Codex を使えますか?
リリースノートによると、ポリシーが許せばワークスペースの既定で開始でき、再開時には保存された権限が復元されます。ただし「ワークスペースの既定」を決めるキーは設定リファレンスで確認できませんでした。
TUI のコピー設定はどこで変えますか?
v0.158 で選択時コピーと右クリック貼り付けの設定が追加されたとリリースノートにありますが、2026 年 10 月 5 日時点の設定リファレンスに該当するキーの記載はありません。

参考にした一次情報

この記事は公式ドキュメントを基に AI が下書きを作成し、運営者が内容を確認して公開しています。誤りを見つけた場合は お問い合わせからお知らせください。