Codex CLI v0.161 と v0.162 の変更点と既定モデル GPT-6.1 Sol への切り替え
v0.161.0 で既定モデルが GPT-6.1 Sol になり、Daybreak は cli_daybreak の明示的な opt-in に変わりました。v0.162.0 の管理対象 worktree ツールとサンドボックスの修正までを整理します。
Codex CLI の v0.161.0 と v0.162.0 は、既定モデルの入れ替えとDaybreak の有効化方法の変更という、設定を触る側に影響する変更を含むリリースです。
結論として、この 2 本で確認すべきことは 2 つです。使うモデルを config.toml で固定しているかどうか、そして Daybreak を使っているなら cli_daybreak の指定を足したかどうかです。
設定キーは公式の設定リファレンス(2026 年 10 月 12 日取得)で裏を取れた範囲だけを書き、確認できなかったものはその旨を明記します。
KEY POINT
この記事で分かること
- 既定モデルが GPT-6.1 Sol になった範囲と、モデルを固定する書き方
- Daybreak が明示的な opt-in に変わったこと
- 承認・サンドボックスの変更と、worktree ツールの位置づけ
既定モデルが GPT-6.1 Sol になった
v0.161.0 のリリースノートの記述は「GPT-6.1 Sol is now the default model in the bundled and Amazon Bedrock catalogs」です。既定になったと明記されているのは 同梱のカタログと Amazon Bedrock のカタログ で、それ以外の環境については書かれていません。
設定リファレンスの model の行も、例として gpt-6.1-sol を挙げる形に変わっています。
| キー | 型 | 説明 |
|---|---|---|
model | string | 使うモデル(例: gpt-6.1-sol) |
既定に任せず固定したい場合は、~/.codex/config.toml のトップレベルに書きます。
model = "gpt-6.1-sol"
アカウントで使えるかを先に確認する
設定リファレンスは「Set model to one available to your signed-in account or workspace」と書き、この例の値を使う前に GPT-6.1 Sol が利用できるかを確認するよう案内しています。組織のワークスペースで未提供の場合、model に書いても使えません。
あわせて Amazon Bedrock が multi-agent V2 と Ultra reasoning に対応しました。推論の深さの指定は Codex の reasoning effort を変更する方法 にまとめてあります。
Daybreak は明示的な opt-in になった
ここが既存の設定を壊しうる変更です。リリースノートの記述は「Daybreak is opt-in through --enable cli_daybreak or features.cli_daybreak=true; daybreak=true alone is insufficient」です。
# v0.161.0 以降。daybreak = true だけでは有効にならない
[features]
cli_daybreak = true
既定では操作系とインジケータが隠れ、/daybreak は使えません。保存済みの Daybreak スレッドでも自動の Cyber ルーティングは行われません。保存した設定自体は残るため、cli_daybreak を足せば元に戻ります。ターンごとに Cyber のアクセスプログラムを選ぶ codex exec --cyber-access-program も追加され、こちらは cli_daybreak が無効でも使えます。
features.cli_daybreak は設定リファレンスの一覧に無い
2026 年 10 月 12 日時点の公式の設定リファレンスの features.* の表に、cli_daybreak の行はありません。この key 名はリリースノートにのみ書かれているものです。features の表にある項目は features.apps、features.hooks、features.memories、features.multi_agent、features.network_proxy などです。
config.toml の全体像は Codex の config.toml でできる設定 を参照してください。
承認とサンドボックスの変更
権限まわりは v0.161.0 と v0.162.0 の両方に修正が入りました。
- 承認済みのエスカレーションの扱い: 承認されたファイルシステムのエスカレーションが、拒否された読み取りとネットワーク制限を保ったまま、より広い書き込みを許可できるようになりました。バックグラウンドタスクは発生元のターンの権限を保持します
- Linux のサンドボックス: 拒否ファイルが複数あるときの起動失敗が直り、書き込み可能なサンドボックス構築用の実行ファイルを拒否するようになりました
- ripgrep の設定: ripgrep の設定が deny-glob のマスクを弱めてしまう問題が修正されました。deny で守っていたパスが検索で見えていた可能性があるため、サンドボックスで機密ファイルを除外しているなら上げる価値があります
- Windows: 昇格した端末セッションが埋め込みサーバーで起動できるようになり、Windows 10 では通常のドライブレター経由のファイルアクセスが元に戻りました
承認ポリシーとサンドボックスの設定そのものは Codex の承認ポリシーとサンドボックスの設定 にまとめてあります。
worktree ツールと TUI、その他
v0.162.0 では、worktrees 機能を有効にしている場合に、信頼済みのローカルプロジェクトで管理対象の Git worktree を作成・一覧表示するツールが使えるようになりました。ただし、その機能を有効にする key 名は公式の設定リファレンスでは確認できませんでした。
TUI 側では、/copy でのトランスクリプトのコピー、Ctrl+Insert での選択範囲のコピー、マウスホイールの速度調整(リリースノートは tui.mouse_scroll_speed と書いていますが、このキーも設定リファレンスの tui.* の表には見当たりません)、承認ヘッダーや MCP のプロンプトでの URL のクリックが追加されました。
そのほか設定や運用に関わるものを挙げます。
| バージョン | 変更 |
|---|---|
| 0.160.1 | リモートの stdio MCP サーバー起動時に SYSTEMROOT・TEMP・TMP を保持 |
| 0.161.0 | /mcp login <name> でセッション中に MCP サーバーへサインイン |
| 0.162.0 | apply_patch が既存の CRLF 改行をオプトインなしで保持。Windows リリースに署名付きの PowerShell インストーラを同梱 |
| 0.162.1 | 複数行の非同期の質問での TUI クラッシュと、バックグラウンドサーバーと CLI の機能設定の差による起動失敗を修正 |
MCP サーバーの追加手順は Codex に MCP サーバーを追加する、前バージョンの変更点は Codex CLI v0.160 の変更点 にあります。
まとめ
- v0.161.0 で既定モデルが GPT-6.1 Sol に。明記されているのは同梱と Amazon Bedrock のカタログで、アカウント側で使えるかは別に確認する
- モデルを固定するなら
config.tomlのトップレベルにmodel = "gpt-6.1-sol" - Daybreak は
--enable cli_daybreakかfeatures.cli_daybreak = trueが必要。daybreak = trueだけでは効かない - ripgrep の設定が deny-glob のマスクを弱める問題が修正された。サンドボックスで機密ファイルを除外しているなら上げる価値がある
features.cli_daybreak、worktrees の機能フラグ、tui.mouse_scroll_speedは、いずれも公式の設定リファレンスの一覧では確認できなかった
よくある質問
- 既定モデルはどこでも GPT-6.1 Sol になりましたか?
- リリースノートが既定と書いているのは、同梱のカタログと Amazon Bedrock のカタログです。それ以外の環境については書かれていません。設定リファレンスは「Set model to one available to your signed-in account or workspace」として、使う前にアカウントで利用できるかを確認するよう案内しています。
- Daybreak が使えなくなりました。
- daybreak=true だけでは有効になりません。--enable cli_daybreak または features.cli_daybreak=true が必要です。既定では操作系とインジケータが隠れ、/daybreak も使えません。保存済みの設定自体は残ります。
- モデルを明示的に固定するにはどう書きますか?
- config.toml のトップレベルに model = "gpt-6.1-sol" のように書きます。2026 年 10 月 12 日時点の設定リファレンスも、この key の例として gpt-6.1-sol を挙げています。
- worktree のツールはどう有効にしますか?
- リリースノートは「worktrees 機能を有効にしているとき」と書いていますが、その機能フラグの key 名は公式の設定リファレンスでは確認できませんでした。
参考にした一次情報
この記事は公式ドキュメントを基に AI が下書きを作成し、運営者が内容を確認して公開しています。誤りを見つけた場合は お問い合わせからお知らせください。