Gemini CLI v0.67 で models コマンドが追加され Claude のフック移行の単位が直った
v0.67.0 の新機能は models コマンドと --list-models、そして IDE 連携のコンテナ対応です。Claude Code のフックを移行するとタイムアウトが 1000 分の 1 になっていた修正も解説します。
Gemini CLI の v0.67.0 は 27 件の変更のうち、新機能が 2 件、修正が 22 件です。
このうち 1 件は、Claude Code と Gemini CLI を併用している人に実害があった修正です。Claude のフック設定を移行すると、タイムアウトが 1000 分の 1 になっていました。
KEY POINT
この記事で分かること
modelsコマンドと--list-modelsでモデルを一覧できるようになったこと- Claude のフックの
timeoutが秒、Gemini のそれがミリ秒であること - IDE 連携がコンテナのサンドボックス内でも使えるようになったこと
models コマンドでモデルを一覧できる
PR #29880 で models コマンドと --list-models フラグが追加されました。使えるモデルを確認するための機能です。
これまではモデル名を調べる手段が限られていました。-m で指定する名前を確認したいときに使えます。
公式ドキュメントにはまだ記載がない
2026 年 11 月 6 日時点で、models コマンドと --list-models フラグは公式ドキュメントに載っていません。v0.67.0 は 11 月 4 日のリリースで、ドキュメントの反映が追いついていない状態です。出力の形式やオプションは、手元で --help を確認してください。
Claude のフックを移行するとタイムアウトが 1000 分の 1 になっていた
PR #29899 の修正です。リリースノートの記述は「fix(cli): convert Claude hook timeout from seconds to milliseconds during migration」です。
原因は単位の違いです。両方の公式ドキュメントを並べると分かります。
| ツール | timeout の単位 | 既定値 |
|---|---|---|
| Claude Code | 秒 | command / http / mcp_tool は 600、prompt は 30、agent は 60 |
| Gemini CLI | ミリ秒 | 60000 |
Claude Code のリファレンスは timeout を「Seconds before canceling」と書き、Gemini CLI のリファレンスは「Execution timeout in milliseconds (default: 60000)」と書いています。
つまり、Claude 側で timeout: 600(10 分)としていたフックを変換なしで移すと、Gemini 側では 600 ミリ秒 になります。ほとんどのコマンドが即座にタイムアウトする設定です。v0.67.0 より前に移行した設定がある場合は、timeout の値を見直してください。
{
"hooks": {
"PreToolUse": [
{
"hooks": [
{
"name": "security-check",
"type": "command",
"command": "$GEMINI_PROJECT_DIR/.gemini/hooks/security.sh",
"timeout": 5000
}
]
}
]
}
}
環境変数の名前も違う
移行で見落としやすいもう 1 つの点が環境変数です。Gemini CLI のフックに渡されるのは GEMINI_PROJECT_DIR、GEMINI_PLANS_DIR、GEMINI_SESSION_ID、GEMINI_CWD です。Claude Code 側の CLAUDE_PROJECT_DIR を参照しているコマンド文字列は、そのまま持ってくると解決されません。フックは「sanitized environment」で実行されると明記されているため、シェルの環境変数に頼る書き方も避けてください。
Claude Code 側のフックの仕様は Claude Code のフックの入出力仕様 にまとめてあります。
関連する修正として、PR #29867 で「deprecated settings migration」の際に ${VAR} のプレースホルダが保持されるようになりました。v0.66.0 では .env の読み込み後にプレースホルダを解決する修正が入っており、2 バージョン続けてこの領域に手が入っています。
IDE 連携とコンテナの修正
もう 1 つの新機能が PR #29858 で、IDE コンパニオンを exec の標準入出力経由でコンテナのサンドボックスに橋渡しします。サンドボックスをコンテナで動かしている環境でも IDE 連携が使えるようになります。
IDE 連携では修正も 2 件入りました。
- IDE の設定ファイルと
GEMINI.mdを、開いているファイルのコンテキストから除外するようにした(PR #29848) - 相対パスを、有効な IDE のワークスペースルートから解決するようにした(PR #29838)
1 つ目は、GEMINI.md が二重にコンテキストへ入るのを避ける修正です。GEMINI.md はもともとプロジェクトのルールとして読み込まれるため、開いているファイルとしても渡すと重複します。配置と読み込みの仕組みは Gemini CLI のインストールと GEMINI.md の書き方 を参照してください。
中断と表示まわりの修正
無人実行で効く修正が 3 件あります。
- 非対話モードで終了シグナルを扱い、キャンセル後にツールが実行されるのを防ぐようにした(PR #29849)
- リクエストのキャンセル後に、継続のストリーム処理と自動の催促を止めるようにした(PR #29868)
- プロジェクトの支出上限のエラーを、終端的なクォータエラーとして分類するようにした(PR #29961)
3 つ目は、支出上限に達したときに無駄な再試行を繰り返さなくなる修正です。
表示では、タイ語とラオ語の SARA AM の表示幅、曖昧幅の文字を全角として描画するターミナルへの対応が入りました。日本語を含む CJK の表示が崩れる環境では、後者が効く可能性があります。
このほか、ワークスペースがホームディレクトリのときにエージェントが二重に読み込まれる問題、読み取り専用ファイルとハードリンクを尊重する atomic な書き込み、Android(Termux)での ripgrep の解決、getDiffContextSnippet での CRLF の正規化、ACP の権限リクエストに MCP サーバーとツールのメタデータを含める修正などが入っています。前バージョンの内容は Gemini CLI v0.66 は修正のみで keybindings.json の keys 配列とシェル環境の扱いが直った を参照してください。
まとめ
- v0.67.0 は 27 件のうち新機能 2 件、修正 22 件
modelsコマンドと--list-modelsでモデルを一覧できる。ただし公式ドキュメントには未記載- Claude のフックを移行するとタイムアウトが 1000 分の 1 になっていた。Claude は秒、Gemini はミリ秒
- 環境変数も
CLAUDE_PROJECT_DIRではなくGEMINI_PROJECT_DIRに書き換える必要がある - IDE コンパニオンがコンテナのサンドボックス内でも使えるようになった
よくある質問
- Gemini CLI のフックの timeout は何の単位ですか?
- ミリ秒です。公式ドキュメントは「Execution timeout in milliseconds (default: 60000)」と書いています。Claude Code の timeout は秒なので、設定を移すときは単位の変換が必要です。
- 使えるモデルを一覧する方法は?
- v0.67.0 で models コマンドと --list-models フラグが追加されました。ただし 2026 年 11 月 6 日時点の公式ドキュメントには、このコマンドとフラグの記載がまだありません。
- v0.67.0 に新機能はいくつありますか?
- 27 件のうち 2 件です。models コマンドの追加と、IDE コンパニオンをコンテナのサンドボックスに橋渡しする変更です。残りは修正 22 件、チョア 1 件、Changelog 2 件です。
参考にした一次情報
この記事は公式ドキュメントを基に AI が下書きを作成し、運営者が内容を確認して公開しています。誤りを見つけた場合は お問い合わせからお知らせください。