今週の Claude Code・Codex・Gemini CLI 変更点まとめ(2026年9月27日週)
Claude Opus 5.5 が既定の Opus モデルになりました。Claude Code 2.1.278〜2.1.283 の attribution: false とシンボリックリンク修正、Codex 0.157.0 の GPT-6、Gemini CLI 0.61.0 のセキュリティ修正をまとめます。
目次
今週の最大の変更は、Claude Opus 5.5(claude-opus-5-5)が Claude Code の既定の Opus モデルになったことです(v2.1.280)。公式の料金表では入力 $4/MTok・出力 $20/MTok で、Claude Opus 5 の $5/$25 より安くなっています。
権限まわりでは、シンボリックリンク経由の書き込みが誤って承認される問題が同じ 2.1.280 で修正されました。設定面では "attribution": false という短い書き方が増え、auto モードの分類器がサーバー側に移りました。
対象は Claude Code 2.1.278・2.1.280〜2.1.283、Codex CLI 0.156.1 / 0.157.0、Gemini CLI 0.61.0 です。
KEY POINT
この記事で分かること
- Claude Opus 5.5 のモデル ID と、公式料金表で確認できる価格
- シンボリックリンク経由の書き込み判定の修正と、auto モードの変更点
- Codex の GPT-6 Sol / Luna 追加と、Gemini CLI 0.61.0 のセキュリティ修正
Claude Code
2.1.280:Claude Opus 5.5 が既定の Opus モデルに
変更履歴には「Claude Opus 5.5(claude-opus-5-5)を追加。既定の Opus モデルになりました — 1M コンテキスト、$4/$20 per Mtok、キャッシュ読み出し $0.20/Mtok」とあります。公式の料金ページの表でも同じ値が確認できます。
| 項目 | Claude Opus 5.5 | Claude Opus 5 |
|---|---|---|
| モデル ID | claude-opus-5-5 | claude-opus-5 |
| 入力 | $4 / MTok | $5 / MTok |
| 出力 | $20 / MTok | $25 / MTok |
| キャッシュ読み出し | $0.20 / MTok | $0.50 / MTok |
| 5 分キャッシュ書き込み | $5 / MTok | $6.25 / MTok |
キャッシュ読み出しは、ほかの多くのモデルが入力価格の 0.1 倍であるのに対し、Opus 5.5 では 0.05 倍と注記されています。長い会話を繰り返す使い方ほど差が出ます。
「既定の Opus モデル」になったので、/model で opus を選んでいるだけの設定は、アップデート後に自動的に 5.5 へ切り替わります。バージョンを固定したい場合は、/model でモデル ID を明示するか、環境変数 ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL で指定します。
組織で使うモデルを固定しているとき
2.1.283 で availableModelsMatch という管理設定が追加されました。値を "exact" にすると、availableModels に書いた項目はそのバージョンだけを許可し、新しいモデルはリストに追加するまで使えません。あわせて deniedModels も追加され、availableModels で許可されているモデルでも個別に禁止できます。
2.1.280:シンボリックリンク経由の書き込み判定
権限に関わる修正が 3 件入りました。
- シンボリックリンク経由の書き込みが、リンク先ではなく「作業ツリー内での見た目のパス」で判定されていた問題が修正されました。確認プロンプトには書き込みが実際に着地する場所が表示され、
acceptEdits・allow ルール・auto モードは、ツリー外に着地する書き込みを承認しなくなります。 - auto モードで、安全性チェックが判断を辞退したときに同じ操作を延々と再試行していた問題が修正されました。1 回だけ拒否し、再試行しても無駄だと伝えるようになります。
- 安全性チェックが無応答だったときに、auto モードが間を置かず拒否を繰り返していた問題も修正されました。再試行に待ち時間が入り、10 回連続で失敗するとメッセージを出してターンを止めます。
作業ツリー内のパスに見えるものだけを allow ルールで許可している場合、これまでは意図しない場所への書き込みが通り得ました。ルールの書き方は Claude Code の settings.json で権限を設定する を参照してください。
2.1.281:"attribution": false という短い書き方
settings.json に "attribution": false と書くと、コミットと PR の帰属表記をまとめて隠せるようになりました。
{
"attribution": false
}
変更履歴には「古い CLI はこれを含む設定ファイルを読み飛ばすので、バージョンをまたいで共有するファイルではオブジェクト形式のままにしてください」という注意が添えられています。チームで .claude/settings.json をコミットしている場合は、全員が 2.1.281 以降だと確認できるまで、次のオブジェクト形式を使うほうが安全です。
{
"attribution": {
"commit": "",
"pr": "",
"sessionUrl": false
}
}
サブキーごとの意味は Claude Code のコミットから Co-Authored-By を消す にまとめています。
2.1.278:auto モードの分類器がサーバー側に
Claude API と Enterprise の利用者、および Bedrock・Vertex・Foundry・ゲートウェイ経由の利用者について、auto モードが既定でサーバー側の分類器を使うようになりました。変更履歴によると、この分類器のオーバーヘッドは課金されません。課金される方式にフォールバックした場合は警告が出ます。
Bedrock・Vertex・Foundry・ゲートウェイでは CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=0 でオプトアウトできます。あわせて /status に「Auto mode server」という行が追加され、そのセッションの分類器がサーバー側で動いているかを確認できます。
auto モードそのものの位置づけは Claude Code の既定の権限モードを変える を参照してください。
2.1.282・2.1.283:表示幅とプロンプト監査
maxProseWidth設定が追加されました。横幅の広いターミナルで Claude の文章の折り返し幅を制限します。表とコードブロックは全幅のままです。- ワイド画面でも読みやすくする以外に、目立つ変更として
/doctor prompt-audit(/checkup prompt-auditでも可)が追加されました。CLAUDE.md、スキル、エージェント、コマンドを対象に、古いモデル向けに書かれたプロンプトのパターンを監査します。 - Web 検索の結果を API が復号できない会話で、すべてのリクエストが 400 で失敗する問題が 2.1.282 で修正されました。サードパーティのゲートウェイ経由で答えたターンが履歴に残っている場合に起きていました。
- 2.1.280 では
CLAUDE_CODE_MAX_MCP_DESCRIPTION_LENGTHが追加され、MCP ツールの説明文とサーバーの指示に掛かる 2,048 文字の上限を、セッション内のすべての MCP サーバーについて変更できます。
Codex CLI
0.156.1 と 0.157.0:GPT-6 Sol と Luna
0.156.1 は「モデルピッカーから GPT-6 Sol または GPT-6 Luna を選べる」ようにするホットフィックスで、レート制限時の切り替えプロンプトは GPT-6 Luna を勧めるようになりました。続く 0.157.0 のリリースノートには「GPT-6 Sol と Luna を追加。Amazon Bedrock 対応と、古いモデルからの移行プロンプトを含む」とあります。
0.157.0:操作まわりの変更
リリースノートの New Features から、日常の操作に影響する項目を挙げます。
| 変更 | 内容 |
|---|---|
| 全画面トランスクリプト | 既定で有効になり、Shift+クリックでテキスト選択を拡張できる |
| バックグラウンドサーバー | 対象となる対話セッションで自動起動する。設定が非互換なときは回復方法を選べる |
f ショートカット | 別アプリで開いている会話をフォークする。下書きとキュー済みプロンプトを保持する |
/import | リモートセッションとローカルのバックグラウンドサーバーセッションでも使える |
| ターミナル描画 | Unicode の箇条書き、チェックボックス、数式の桁揃えの改善 |
Bug Fixes 側では、ネットワーク制限がリダイレクトをまたいで、また進行中の HTTP・WebSocket 通信にも適用されるようになりました。ポリシー変更でアクセスが失効した場合は通信が中断されます。プロキシ設定は realtime 接続と単体の Web 検索(検索のリダイレクトを含む)でも尊重されます。
Gemini CLI
0.61.0:セキュリティ修正が中心
v0.61.0 のリリースノートに並ぶ実質的な変更は 4 件で、いずれも修正です。
- ビルドファイルの改変と信頼できないフラグを経由した間接プロンプトインジェクションの防止(#29250)
- サンドボックスのファイルシステム境界の強化と、実行時状態の分離(#29214)
- 明示的にバージョン指定した Flash モデル ID の保持(#29252)。バージョン付きで指定した ID が別のものに解決されていた問題の修正です。
AgentLoopContextのプロパティがオブジェクトのスプレッドをまたいで保持されるように(#29335)
新機能の追加はありません。リリースノートには修正の詳細な説明が付いていないため、具体的にどの経路が塞がれたのかは公式のリリースノートでは確認できませんでした。サンドボックスを使わずに Gemini CLI を動かしている場合は、この機会に有効化を検討してください。
今すぐ確認したいこと
- Claude Code を 2.1.283 以降に上げる。シンボリックリンク経由の書き込み判定の修正(2.1.280)が入ります。
/modelでopusを選んでいる場合、切り替わった先が Claude Opus 5.5 でよいか確認する。固定したいならモデル ID を明示するかANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODELを設定する。- 共有している
.claude/settings.jsonに"attribution": falseを書く前に、チーム全員が 2.1.281 以降か確認する。混在するならオブジェクト形式にする。 - Bedrock・Vertex・Foundry・ゲートウェイ経由で auto モードを使っている場合、
/statusの「Auto mode server」の行を見る。サーバー側の分類器を使いたくなければCLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=0を設定する。 - Gemini CLI を 0.61.0 に上げる。サンドボックスを有効にしていない場合は設定を見直す。
まとめ
- Claude Opus 5.5(
claude-opus-5-5)が Claude Code の既定の Opus モデルになり、公式料金表では入力 $4/MTok・出力 $20/MTok でした - 2.1.280 でシンボリックリンク経由の書き込みが実際の着地先で判定されるようになり、auto モードの再試行ループも 2 件修正されました
- 2.1.281 の
"attribution": falseは便利ですが、古い CLI が設定ファイルごと読み飛ばす点に注意が必要です - Codex 0.157.0 は GPT-6 Sol と Luna を追加し、全画面トランスクリプトが既定になりました
- Gemini CLI 0.61.0 はプロンプトインジェクション対策とサンドボックス強化が中心で、新機能はありません
よくある質問
- Claude Opus 5.5 のモデル ID と料金は?
- モデル ID は claude-opus-5-5 です。公式の料金表では入力 $4/MTok、出力 $20/MTok、キャッシュ読み出し $0.20/MTok です。Claude Code 2.1.280 から既定の Opus モデルになりました。
- コミットと PR の帰属表記をまとめて消すには?
- 2.1.281 以降なら settings.json に "attribution": false と書けます。ただし古い CLI はこの値を含む設定ファイルごと読み飛ばすため、バージョンが混在する環境ではオブジェクト形式のままにします。
- 今週のうち急いで上げるべき修正は?
- 2.1.280 のシンボリックリンク経由の書き込み判定の修正です。作業ツリー内に見えるパスがツリー外へ着地する場合に、acceptEdits や allow ルールが誤って承認していました。
参考にした一次情報
この記事は公式ドキュメントを基に AI が下書きを作成し、運営者が内容を確認して公開しています。誤りを見つけた場合は お問い合わせからお知らせください。