今週の Claude Code・Codex・Gemini CLI 変更点まとめ(2026年11月8日週)

全般 公開:

auto モードが組み込みの分類器にフォールバックしなくなり、LLM ゲートウェイ越しの環境では確認か拒否になります。permissions.denyInsteadOfPrompting の追加とアカウントのメール送信確認も整理します。

検証日 2026年11月8日 仕様変更が早い分野です。最新の公式ドキュメントも併せてご確認ください。 記事の作り方と検証手順
目次
  1. Claude Code
    1. auto モードのフォールバックがなくなった(2.1.319)
    2. 新しい設定と環境変数(2.1.319)
    3. メールアドレスの送信に確認が入った(2.1.317)
    4. サインインの期限が見えるようになった(2.1.318)
  2. Codex
  3. Gemini CLI
  4. 今すぐ確認したいこと
  5. まとめ

今週いちばん影響が大きいのは、auto モードが組み込みの分類器にフォールバックしなくなったことです。テレメトリや機能フラグを切っている環境、LLM ゲートウェイ越しの環境では、サーバー側で確認できない呼び出しが確認か拒否になります。

無人実行では permissions.denyInsteadOfPrompting が使えるようになりました。確認待ちで止まる代わりに拒否してターンを続けます。

KEY POINT

今週の要点

  • auto モードが、サーバー側で確認できない呼び出しをフォールバックせず確認か拒否にするようになった
  • permissions.denyInsteadOfPrompting で、確認待ちを拒否に置き換えられる
  • Web とシェルのツール呼び出しがアカウントのメールアドレスを送る前に確認が入るようになった

Claude Code

今週は 2.1.317、2.1.318、2.1.319 の 3 リリースです。

auto モードのフォールバックがなくなった(2.1.319)

CHANGELOG の記述は「Changed auto mode with telemetry or feature flags off, including behind LLM gateways: calls the server can't check are asked about or denied, with no fallback to the built-in classifier; set CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=0 to keep using it (Bedrock, Vertex and Foundry are unchanged)」です。

環境影響
テレメトリや機能フラグを切っているサーバー側で確認できない呼び出しが確認か拒否になる
LLM ゲートウェイ越し同上
Bedrock / Vertex / Foundry変更なし

従来の挙動(組み込みの分類器を使う)に戻すには CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=0 を設定します。逆にゲートウェイ越しでサーバー側の確認を有効にしたい場合は CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=1 で、CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS を設定していても有効になります。管理設定で後者を設定している組織では、1 も管理設定側で設定する必要があります。

あわせて、/status が「Auto mode server: Enabled」と表示しながら実際にはサーバー側のレビューがセッションに届いていない問題も修正されました。モードごとの違いは Claude Code の開始モードと権限モード 6 種類 にまとめてあります。

新しい設定と環境変数(2.1.319)

設定内容
permissions.denyInsteadOfPrompting確認プロンプトで待つ呼び出しを拒否し、ターンを続行する。ターミナルのセッション、サブエージェント、チームメイトで有効
CLAUDE_CODE_DISABLE_FEATURE_FLAGSテレメトリを切らずに機能フラグの取得だけを止める。各フラグは組み込みの既定値になる
CLAUDE_CODE_DISABLE_MCP_TASK_BACKGROUNDMCP のタスクを即座にバックグラウンドへ回さず、ツール呼び出しの中で待つ

MCP サーバーがツール呼び出しをタスクとして実行する場合、ターミナルでも対応するようになりました。既定では即座にバックグラウンドへ移し、終わったら結果を Claude に伝えます。

機能フラグを切るとアイドル時の自動コンパクトも止まる

CLAUDE_CODE_DISABLE_FEATURE_FLAGS は、テレメトリを残したまま機能フラグの取得を止める設定です。アイドル時の自動コンパクトは「Claude Code が Anthropic から機能フラグを取得できること」が条件の 1 つなので、この変数を設定すると走らなくなります。条件の一覧は auto-compact が走る位置を /autocompact と環境変数で変える方法 を参照してください。

メールアドレスの送信に確認が入った(2.1.317)

「Added a check that asks before a web or shell tool call sends your account email address to the network」という変更が入りました。Web やシェルのツール呼び出しが、アカウントのメールアドレスをネットワークへ送ろうとする前に確認を求めます。

セキュリティ関連の修正も 3 件あります。

  • sed コマンドが accept-edits と auto モードで権限チェックをすり抜けられたケースが修正されました(2.1.319)
  • Bash の deny と ask のルールが、引用符で囲まれた語で書かれたコマンドを取りこぼしていた問題が修正されました(2.1.319)
  • /rewind がディレクトリのシンボリックリンク経由でファイルを復元・削除できたケースが修正されました(2.1.319)

サインインの期限が見えるようになった(2.1.318)

無人実行をしている場合に関係する変更です。保存済みの claude.ai のサインインが切れる日付が、claude auth status の loginExpiresAt と claude -p の JSON 結果の credential_expires_at で分かるようになりました。期限の 10 日前からは claude -p の stderr に 1 行の警告が出ます。

このリリース自体は、ネットワーク上のホームディレクトリで設定ファイルや保存済みログインが壊れる問題の修正が中心です。共有のホームディレクトリで動かしているなら上げる価値があります。あわせて、IDE のターミナルから起動したときに IDE 拡張をインストール・更新しなくなりました(/ide を外部のターミナルから使います)。

Codex

v0.167.0 の新機能は 6 件です。

追加内容
codex agents --no-daemonエージェントのコマンドセンターを開く。コマンドセンターとセッションピッカーが未読の結果を示すようになった
バックエンドの切り替えターミナルのセッションピッカーから、接続済みのバックエンドを切り替える。下書きは保持される
画像のプレビュー対応するターミナルで、作成中にローカルの画像添付をプレビューする
gcp_setup_wizardGoogle Cloud Vertex AI を Application Default Credentials か資格情報ファイルで設定する
システムプロキシ/experimental から macOS と Windows のシステムプロキシ設定を使う
パッチの詳細承認プロンプトが開いている間に、トランスクリプトでパッチの詳細を展開する

gcp_setup_wizard は、v0.165.0 で model_provider = "gcp" の Vertex AI プロバイダが組み込みになった流れの続きです。詳細は Codex CLI v0.165 で Vertex AI が組み込みプロバイダになった変更点 を参照してください。API キーとクラウドプロバイダの選択肢は「Sign in another way」のメニューに移りました。

修正では 3 件が目を引きます。モデルプロバイダを切り替えても保存済みのチャットが見えたままになり、再開できないチャットでもトランスクリプトを読んで編集可能なプロンプトを用意できるようになりました。ネットワークの承認プロンプトは、対応するリクエストが終われば閉じ、同じエンドポイントへの同時リクエストは 1 件ずつ確認されます。自動のコンテキストコンパクションは、失敗した応答から残った出力も計算に入れるようになりました。

Gemini CLI

v0.67.0(11 月 4 日)は 27 件のうち新機能が 2 件です。models コマンドの追加と、Claude のフックを移行するとタイムアウトが 1000 分の 1 になっていた修正が要点です。詳細は Gemini CLI v0.67 で models コマンドが追加され Claude のフック移行の単位が直った にまとめてあります。

今すぐ確認したいこと

  1. LLM ゲートウェイ越しに auto モードを使っているなら、2.1.319 で挙動が変わった点を把握する。必要なら CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER を設定する
  2. 無人実行で確認待ちに止まりたくないなら permissions.denyInsteadOfPrompting を検討する
  3. claude auth status でサインインの期限を確認する
  4. ネットワーク上のホームディレクトリで動かしているなら 2.1.318 まで上げる

まとめ

  • auto モードが、サーバー側で確認できない呼び出しをフォールバックせず確認か拒否にするようになった
  • 戻すには CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=0。Bedrock・Vertex・Foundry は変更なし
  • permissions.denyInsteadOfPrompting で、確認待ちを拒否に置き換えられる
  • Web とシェルのツール呼び出しがアカウントのメールアドレスを送る前に確認が入る
  • Codex 0.167.0 は gcp_setup_wizard とシステムプロキシの利用を追加した

よくある質問

LLM ゲートウェイ越しで auto モードが動かなくなりました。
v2.1.319 の変更です。テレメトリや機能フラグを切っている環境、ゲートウェイ越しの環境では、サーバー側で確認できない呼び出しが確認か拒否になり、組み込みの分類器にフォールバックしなくなりました。従来の動作に戻すには CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=0 を設定します。
確認プロンプトで止まらずに進めたいときは?
v2.1.319 で permissions.denyInsteadOfPrompting が追加されました。確認待ちになる呼び出しを拒否してターンを続行します。ターミナルのセッション、サブエージェント、チームメイトで効きます。
claude.ai のサインインの期限は確認できますか?
v2.1.318 で claude auth status に loginExpiresAt、claude -p の JSON 結果に credential_expires_at が追加されました。期限の 10 日前から claude -p の出力に警告が出ます。

参考にした一次情報

この記事は公式ドキュメントを基に AI が下書きを作成し、運営者が内容を確認して公開しています。誤りを見つけた場合は お問い合わせからお知らせください。